誰でもかんたんに燃費を向上させる方法

1. 燃費性能の推移
2. 燃費表示モードについて
3. これだけで燃費向上！押さえておくポイント6つ
4. 燃費をよくする添加剤

１，燃費性能の推移

最近のほとんどの車は、メーターに燃費計が表示されています。
それだけ運転者は燃費の向上に意識が向いており、車両購入の基準になることも多いです。

各社自動車メーカーは燃費向上のため、日々技術革新を行っています。下のグラフはガソリン自動車の平均燃費の推移です。いかに自動車メーカー各社が燃費に力を注いているのかがわかります。

ガソリン自動車の平均燃費

1997年発売された初代ハイブリッド車プリウスは軽自動車を上回る燃費を達成し、世間に大きな衝撃を与えました。その後も1999年「改正省エネルギー法」で、2010年までにガソリン乗用車（新車）の平均燃費を1995年度比22.8%向上させることが求められました。
2000年代に入ると軽自動車メーカー間でも激しい燃費競争がはじまり、各社技術革新が活性化することで新車を出すたびに燃費性能を向上させて来ました。

2，燃費表示モードについて

ところで、カタログ燃費の表示内容が変わっていることをご存知ですか。以前は日本独自の試験方法であるJC08モードで表示されていましたが、2017年夏ごろから国際的な試験方法であるWLTCモードに順次切り替えが行われました。
2018年10月から新型車およびフルモデルチェンジ車の表示義務化が行われ、2020年9月以降は現在販売されている継続車も対象となっています。

表示内容の違いについて

WLTCモードを参考にすることにより、より皆さんの走行環境に近い燃費を事前に知ることが出来るのではないでしょうか。

3，これだけで燃費向上！押さえておくポイント6つ

燃費は車の性能に左右されますが、決してそれだけではありません。同じ車を別の2人が運転した場合、同じ燃費になるとは限りません。逆に同じになることの方が少ないと思います。それは、運転の癖の違いが燃費に反映されるからです。
では、どのように運転すれば燃費が良くなるのでしょうか。

燃費性能は6つのポイントを抑えるだけで変わります。

1. 発進時編

急発進を止めて、優しい発進を心掛けましょう。

2. 走行時編

急加速や急停止を止めて、出来るだけ一定の速度で運転し、停止時はエンジンブレーキを使うことを心掛けましょう。

3. 装備編

１）エコタイヤ（低燃費タイヤ）と呼ばれる転がり抵抗の少ないタイヤを装着することによっても燃費は改善されます。しかも、最近のエコタイヤはグリップ力も向上しています。理由はタイヤの転がり抵抗はグリップ力だけでなくタイヤが変形する際の抵抗が大きく影響することが分かって来たからのようです。
２）軽量化すれば燃費が上がることは皆さんもご存知ですよね。かと言って皆さんにダイエットして下さいとはいいません。車の軽量化のお話です。それはホイールを軽量化する方法です。スチール製であればアルミに、アルミ製であればマグネシウムに変更すれば車の軽量化が実現しますが、同時に財布も軽量化することはご注意下さい。