LeakAID UV硬化型漏洩補修材 Complete Kit
型番:LL-100-LACK参考基準価格:14,080円(税込) ¥12,672円 (税込)
基本情報
LeakAID(リークエイド)は、各種オイル・水・ガスなど、UV照射で即硬化の画期的な漏れ補修材です。
接着力が強く、従来のパテなどの補修材では漏れが止まらなかった場面でも活躍します。オイルがなじむ特性があり、特にオイルを除去しきれない油圧配管やエア配管、冷媒配管の漏れ止め材として最適です。
(特長)
①油面に接着が可能
硬化前はオイルになじむ特性があり、硬化後は耐油性があり、漏油には最適です。
②UV照射で1秒硬化
即硬化でスローリークなら、漏れながらでも硬化させることができます。またリペアの可否をその場で判断できます。
③最適な流動性
垂直面でも垂れず、スキマに入り込みます。
④リペアも可能
硬化後、削り、はつりが可能。
(主な使用場面)
油分除去しきれない箇所・緊急応急処置が求められる場面
①オイル漏れ:フランジ、ブッシング、溶接や鋳鉄のピンホール、ラジエーターフィンなど
②エア漏れ:各種継手・部品のピンホールなど
③冷媒漏れ:銅管・U字管などピンホール、コンデンサー・エバポレーターフィンなど
④その他:簡易3Dプリンタのように樹脂品の製作など
(各素材への接着性)
〇:ステンレス・鋳鉄・アクリル・ガラス・真鍮・アルミ・銅など
△:PP・PEなど
×:シリコン・テフロンなど ※素材により強弱あり。
(耐熱性・耐圧性)
-40~80℃:約150℃まで保持されている試用の経験があります。
※3.8Mpaでの窒素耐圧試験データあり、それ以上の試用経験もあり
(セット内容)
・LeakAID UV硬化型漏洩補修材 10g
・LeakAID専用UVライト( 単4電池×2個含む)
・付属品:塗布用ウッドバー×2本、シリコーンシート×1枚(7㎝×7㎝)
使用量・用法
LeakAIDを補修箇所の状態に合わせて1~3㎜の厚さで塗布します。
硬化までの流れは使用方法をご確認ください。
- 仕様
- 容量:1式
使用方法
※ご使用の前には、付属の取扱説明書を必ずご一読ください。
当製品はUV硬化時の反応熱が発生します。また、不意の硬化にも反応熱が発生しますので、お取り扱いには十分ご注意ください。
・LeakAIDは塗装面にもよく接着しますが、その後リークが塗装と地金の間を走る恐れがあります。事前にケレン作業し、パーツクリーナーなどで洗浄してください。ケレンする ことにより、接着強度を強く保つことができます。
・塗布前に脱脂・洗浄を行っても、接着面に油分や研磨粉が残っていますので、筆先などでしっかりとシール材を接着面へこすり付けるように塗布してください。
接着面となじませることで密着力が上がります。
・水配管の場合、水を抱き込む性質がありませんので、ケレン後は塗布前によく脱水と洗浄を行い、ドライヤーで乾かしてから塗布・硬化させることをお勧めします。
(UVライトご使用時)
テールキャップをはずし付属のリチウム充電池をいれてください。
電池の正極(+)はライトのヘッド部に面し(奥側)、負極(-)はテール部に面します。
使用する前にフル充電にし長期間使用しない時は電池を取り出して保管してください 。
- (LeakAIDご使用時)
- 1. 漏れ箇所に補修材を塗る
ウッドバーや筆で漏れ箇所に塗布します。厚さは3㎜程度までが目安です。
- 2. (必ず)専用UVライトで硬化させる
UVライトを5㎜以内に近づけるのがポイントです。驚きの即硬化で、油面でも漏れ止め可能です。
※硬化には専用UVライトをご使用ください。
ご注意
①ご使用時
・熱、火花、裸火、高熱のものなど着火源になるものから遠ざけてください。
・ご使用の際は、必ずUVカットの保護ゴーグルと保護手袋(天然ゴム手袋など)を装着してください。
・UV硬化の特性上、使用時は直射日光や蛍光灯などの光を避け、硬化しないようにしてください。
・補修材が皮膚に付かないようにご注意ください。衣服にシール材が付着した場合は、すぐに衣服を脱ぐか、取り除いてください。UV硬化する際、反応熱により高温になり、やけどする恐れがあります。
➁塗布時
・本補修材は目や皮膚を刺激する場合があります。適切な保護具を着用し、製品を目に入れたり、皮膚に付着させたりしないでください。また、蒸気を吸入することは避けてください。万一目に入った場合は水で数分間注意深く洗い、医者の指導に基づいて適切に処置してください。皮膚に付着した場合は直ちに多量の水と石鹸水で優しく洗ってください。
・詳細は別紙SDS(安全データシート)をご用命いただき、参照ください。
③硬化時
・本補修材を硬化させるためには、UV(紫外線)ライトが必要です。 UVライトの光源を直視しないでください。作業中は、UVカットのゴーグルを必ず着用してくだい。
・硬化した直後の補修材は熱くなります。補修材が付着した衣類、手袋などは、意図せずに太陽光で硬化しやけどを負う可能性がありますので気を付けてください。
④廃棄する際の注意
・ウエスなどに付着した補修材を廃棄する場合は,少量ずつUVライトで硬化させてから廃棄してください。また、溶剤含有ゴミと分けて処分してください。補修材はなるべく使い切ってから廃棄してください。金属板など不燃物に塗り広げてUV照射し硬化させてから処分してください。
・ウッドバーやハケなどの施工用具は、使用後すぐにウエスなどでできるだけ補修材を拭き取り、洗浄してください。洗浄液としては、ヘキサンやアルコール系溶媒などをお使いください(例:パーツクリーナー)。
⑤UVライトご使用時
・UV ライト をご使用の際は、 目の保護のため、 必ず 別売 の UV カットゴーグルを着用してください。
・UV ライト は人に向けて照射しないでください。
・UVライトは使用しないときには、電池を取り外してください。誤作動で意図せず点灯し、高温になる危険性があります。
Q&A
- 使用実績はありますか?
- 電気設備の漏油対策から始まり、油圧機器などのオイル漏れ、空圧機器のエア漏れ、冷凍空調機の冷媒漏れで実績がつきつつあります。その他、治具の仮止め、欠けた箇所を埋める、各種の補強など、硬化させて整形もでき、用途はたくさんあります。
- 既存の漏油シール材との違いは何ですか?
- 光を当てると 即 硬化す るので、 24時間待つ、といった時間を考慮せず、簡易リペアの可否が施工時に判断でき、完了できます 。 また油面への接着が可能 。 垂直面、狭い箇所の両方が対応可能 。はつりが楽で リペアも可能な点などです。
- この製品の短所はありますか?
- UV 光が当たらないと硬化しない点です。屋外での作業では日光を遮る必要があります。
- どのように油面に接着するのですか?
- シール材の中に界面の油をとりこむ(なじむ)ことで油面接着性を持たせています。
- 漏油対策で実績のある油種を教えてください。
- 変圧器に使われる絶縁油(鉱物油) 、作動油、冷凍機油などです。エステル合成油 (POE)に対しては、漏れ止め効果が弱まる恐れが あります。
- 耐熱温度(周囲温度)は何度ですか?
- ガラス 転移温度 といい、物質の変化が始まるのが 80℃程度ですが、約120℃まで保持されている試用の経験があります。
例えば120℃でも、異常な硬化は起こりませんが有機物なので高温になるほど軟らかく、脆くなります。 - シール性の耐用年数は何年ですか?
- 実際の現場でのシール結果に関しては保証対象外ですが、耐用年数としては1年を目標にして、データ収集・試験中です。
- シール性に関して、どれくらいの漏油の内圧に耐えられますか?
- 安全圏としてお答えできるのが、 塗布厚が2mmの場合で 0.5Mpaです。 窒素耐圧試験において、3.8Mpaまでの実験結果があります。塗布する素材や塗り方、その経験、ランプの当て方など諸条件によるので、一概に言えませんことをご理解ください。
- 塗布する厚みと耐圧性の相関はあ りますか?
- 硬化後のシール材の強度は、基本的に厚みに依存(相関)します。しかしながら、接着力はある一定の厚みからはそれほど変わりません。樹脂を突き破るような状況では樹脂の強度が重要ですが、ほとんどの場合は、接着がはがれて漏れる場合が多いです。
2mm厚の厚みがあれば、0.5MPaで樹脂を突き破ることはありません。接着がはがれるかどうかは場合によります。 - 屋外で自然光レベルの紫外線を受け続けた際、影響はありますか ??(劣化が早くなる など)
- 屋内に比べて劣化は早くなるものの、 1年程度は変化しません。
- 接着しない、接着しにくい材質はありますか?
- シリコーン系、フッ素系、オレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、 テフロン系、軟質塩ビの材料には接着しません。 PP・ PEには接着しますが、接着力は弱いです。特にエア漏れの場面で、配管継手に使うシールテープの上には接着しません。ご注意ください。
- 補修の際、最低どれくらいの厚みで塗布すればいいでしょうか?
- 最低 2mm(それ以上薄いと表面の硬化が弱くなり、接着強度も落ちます。3㎜以内で重ね塗りすると強度は増します。
- 施工(硬化)後に、剥がせますか?
- はい、剥がせます。 タガネなど ではつる(削る)ことで剥がせます。 母材に傷がつかないよう、注意してください。
- 剥がし剤はありますか?
- 現在開発中です。特定のユーザー様で試験中ですが、発売時期は未定です。
- シール材の保管方法は?
- フタ をしっかり締め、 5~35℃の直射日光が当たらないところに保管 してください。
- 開封して使用して残ったシール材は使えますか?
- 残ってしまったシール材は UVによる硬化が見られず、沈降物が攪拌して固まっていなければ使用可能です。 開封した後は、なるべく早く使い切ってください。
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